LA VIE EN ( ラヴィアン・牛久) | 日記 | 漂えど 沈まず

ゆうべは帰ってきて
よく寝られなかった

席でお客様に言われた言葉を
自分なりに噛み締めていた

正直、悔しかったし
情けなくもあった

が、
お金を払っているから、お客様だから、
何を言ってもいいわけではないと思う

人として、相手を慮れない人は嫌いだ
そんな人にはなりたくないと思う

自分の店のスタンスは、漂えど沈まずだ

水商売とはよく言ったもので、
従業員もお客様も水もの
流れていく
そして流れてくることもある

時に流れに身を任せ
時に流されまいと歯をくいしばる

沈まずにいることの難しさを、
ゆうべのお客様は知らない
知ってもらおうとも思わないし
知ってもらう必要もない

先日お亡くなりになった小池一夫氏が
呟いた言葉が胸に刺さる

「たとえ今日負けたとしても、
ずっと人生は続く。
そのうち勝てることもあるだろう。
たとえ今日が辛かったとしても、
ずっと人生は続く。
そのうち幸せな日も来るだろう。
「今」だけの感情で、
自分の全人生を決めつけないこと。」

自分に出来ることは、
今日は今日のお客様を
できる精一杯でおもてなしするだけだ